オペラ三大最低男。
オペラの世界には、『三大バカ』と呼ばれるキャラクターがあります。何がどうバカなのかというと、オペラの作品の三大最低男(テノール)なんです。
まず一番有名だと思われる、『蝶々婦人』のピンカートン。蝶々さんを現地妻にした挙句、数年放置プレイで子供を生ませ米国から妻を伴って日本に会いに来ます。さらに子供は自分たちで育てると蝶々さんから引き離します。蝶々さんはその後自刃。プッチーニのオペラでも有名なものです。
次にベッリーニの『ノルマ』に出てくるポリオーネ。このノルマという話は、巫女社会の巫女長ノルマとローマの軍人ポリオーネの愛憎劇です。巫女さんなんで恋愛はご法度のノルマとの間に子供を二人つくり、さらにノルマの部下に手を出します。部下からの懺悔を受けたノルマは信仰と愛の間で苦しみ、部下もポリオーネと別れる決心をしますが、追われると追いたくなるのが人間というもの。余計迫ってくるポリオーネに部下の心も揺れ動きます。最終的にノルマは神への生贄として、子供を部下に託して自ら炎の中に身を投じます。ポリオーネがバカだと言われてるのはここからです。彼はそのノルマの決意を見て、「なんてバカなことをしてしまったんだ!」と自分もまた炎に飛び込みます。それなら最初からやるなよ、というのが私の周りの意見です。
最期に『リゴレット』のマントヴァ。…この話は私の中で『ラ・ジョコンダ』と並んで欝になる話なので各自で調べていただけると嬉しいです。とにかく最低です。上記二人より嫌いです。
この三人がオペラ三大バカ男として呼ばれています。他にも『トゥーランドット』のカラフとかも人気無いですね。
さて、最低男の代名詞、女たらしの権化とも言えるドン・ジョバンニ(ドン・ファン)ですが、彼はオペラ『ドン・ジョバンニ』の中ではバリトンが演じているためこの三大バカ男からは除外されます。
先生、よかったね。